【CD】【配信】
【NHK特集「喜多郎&秀星」サウンドトラック】
(Ultimate High Quality CD) 最新リマスター
PCCR-50038/ポニーキャニオン
- 喜多郎&秀星、そして砂漠 砂漠には音がない 砂漠幻視行 -- 透明な宇宙を求めて
- サウンドと映像という全く異なった世界で創作活動する喜多郎と秀星ではあるが、これまでの二人の活動は、不思議にも"砂漠"という共通イメージでつながっているのである。
喜多郎は語る -- 「砂漠には音がないんです。砂漠ではすべての音が吸収されてしまうんです。だから逆に、身体の中に音がすうっと入ってくる。まあ、内宇宙とでもいうんでしょうか。砂漠は、自分自身とサウンドとの対話が出来る場所なんです」
秀星は語る。 -- 「私は暇さえあれば車を飛ばし砂漠に行きます。そこに立つだけで心が落ちつき、またさまざまな色を見ることが出来るんです。砂漠というのは日本人の心象風景からは最も遠いところにある存在だから、私は好きなんでしょうか」
砂漠に共通イメージを持つ喜多郎と秀星が、今回同じ砂漠に二人で立ったのである。
二人で立ったモハベ砂漠から、今、喜多郎は自然との対話を通して新しいサウンドを見つけたのである。"空の雲"に代表される今回のアルバムを、ある意味で時間と空間を超越した、地球と人間を暖かく見守るようなサウンドを創りだしたのである。
- 曲目
- 1.知(ち)
KNOWLEDGE
2.流(る)
THE FLOW
3.万華鏡
KALEIDOSCOPE
4.オアシス
OASIS
5.陽(ひ)
THE POSITIVE
6.無限水
AQUA
7.樹(き)
ARBOR
8.空の雲
THE CLOUDS
- レコーディング・クレジット
- 演奏:喜多郎
使用楽器:KORG SYNTHESIZER|ROLAND SYNTHESIZER|YAMAHA SYNTHESIZER|MOOG SYNTHESIZER|PROPHET SYNTHESIZER|ACOUSTIC GUITAR|PERCUSSION|シタール|サントゥール|タブラ|メロトロン|アイリッシュハープ|フィドル|ケーナ|チャンティングベル|ウインドチャイム
録音:喜多郎長野八坂アトリエ
ミキシングコンサルタント:大川正義
リミックススタジオ:サウンドデザインスタジオ
マスタリング:一口坂スタジオ
作曲及び編曲:喜多郎
イラストレーション:長岡秀星
アソシエイトプロデューサー:南里元子(Sound Design)
プロデューサー:南里高世(Sound Design)
エグゼクティヴ・プロデューサー:有海喜己夫(Ponycanyon)
1981年 11月
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★ UHQCD Ultimate High Quality CDとは?
新製法の微細ピット転写技術と反射膜に特殊合金を採用した高音質CDです。全てのCDプレイヤーでお楽しみいただけます。*高音質とはマスタークオリティの再現性の高さを意味します。
- 制作エピソード
- これは NHK が喜多郎と秀星のジョイント・コンサートという形で二人を組み合わせたいと企画したものです。この二人を結びつけることは考えられなかった。秀星さんも"自分"がある人だし、私達にとっても喜多郎のコンサートの雰囲気とは程遠いものになるようだったら、何も無理してやることはないじゃないか、と、実現までにはかなり考えました。
長岡秀星さんは魅力あるイラストレーターでジャケットを描いてもらっています。ただそれだけの関係だったもので・・・。
シンセサイザーというのはひとつの音を出そうとすると無限に出し続けることができる革命的な楽器なのです。ピアノはピアノの音、ギターはギターの音しか出ない。上手、下手はあってもその音が出ます。シンセサイザーは自然界にある自然の静電気を雑音として音に変えて、その音の中から余分な音をすべて取り除いていって、最後に一つの音を創りあげるのです。
秀星さんがそういうことを分かってくれれば、私たちの望んでいることを理解してもらえたと思うのですが・・・。
このレコードでの大きな成果は"空の雲"という名曲ができたことです。これは喜多郎が砂漠で見た雲のイメージから生まれたもので、雲ひとつで名曲が出来るんですからすごい感受性だと思います。コンサートでもよく演奏していましたので、お聴きになった人も多いのではないでしょうか。(当時記載)
- 喜多郎 談
- 原点は二人で砂漠から出発して自分たちのポリシーに向かって音楽と絵をドッキングしながらやろう、ということで何枚かのイラストを描いてもらったんです。
この LP にはオアシスと無限水が入っていますが、この企画の時にはシルクロード二部の話が出ていなかったので、シルクロードはもう終わるということで、今までの中で代表できるような自分の好きな曲を入れようと、この二曲を入れたのです。
資料:「喜多郎」天界から飛雲までの集大成と喜多郎語録 より
- 喜多郎語録
- 耳が痛くなるような研ぎ澄まされた
静寂に包まれ、曲作りに励む
冴えた空気の中で感覚が鋭敏になり
ひとつ、ひとつの音が
はっきりと頭を駆け巡る
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