【CD】【配信】
【NHK特集「シルクロード」サウンドトラック】
(Ultimate High Quality CD) 最新リマスター
PCCR-50037/ポニーキャニオン
- 無心がすべてを語りかける 手ざわりの温もりと無限の広がりの中で
- このアルバムは、喜多郎自身が現地を踏んでから創ったことで、今までのシルクロード・アルバムとは少し趣が違っている。
より優しさが深まり、素直さが無心の境地に至っている。手ざわりの温もりと無限の広がりが、見事に調和している。
悠久の歴史、広大な無の世界、絢爛たる芸術との対面に、決して臆することなく、しかし無理してさからわず、あるときは原始に飛び、未来に翔び、さらには自然に帰り、自由にシルクロード空間を遊泳している。
敦煌への旅には、蘭州から酒泉まで700キロ、およそ十八時間の汽車の旅。汽車はまず、黄褐色の大地を走る。そして大地の色と同じ黄河の濁流をわたる。見え隠れする黄河の流れが、いつしか姿を消すと、ゴビの無の世界だ。
鳴沙田の砂漠のうえでは、喜多郎は中国の子供たちと飛び跳ねまわり、一緒に木切れで砂に絵を画いて遊んだ。なめらかな、粒子のこまかい砂だった。
敦煌莫高窟 -- 絢爛たる塑像、息をのむ壁画群。喜多郎はこの砂漠の大画廊の六十窟を見た。千数百年前の人びとの壮大な情念と、喜多郎は語りつくせない対話をして帰って来たことだろう。
- 曲目
- 1.風神
THE GOD OF WIND
2.蜃気楼
THE MIRAGE
3.巡礼の旅
PILGRIMAGE
4.砂の神
GOD OF SAND
5.敦煌からの思い
IMAGINATION FROM TUNHUANG
6.飛翔
SOAR
7.曼荼羅
MANDALA
8.TAO(道)
TAO
9.巡礼の旅Ⅱ
PILGRIMAGE Ⅱ
- レコーディング・クレジット
- 演奏:喜多郎
使用楽器:KORG SYNTHESIZER|ROLAND SYNTHESIZER|YAMAHA SYNTHESIZER|MOOG SYNTHESIZER|PROPHET SYNTHESIZER|ACOUSTIC GUITAR|PERCUSSION|シタール|サントゥール|タブラ|メロトロン|アイリッシュハープ|フィドル|ケーナ|チャンティングベル|ウインドチャイム
録音及びリミックス・エンジニア:喜多郎 於・喜多郎長野八坂鎌倉アトリエ
ミキシングコンサルタント:大川正義
リミックススタジオ:一口坂スタジオ
作曲及び編曲:喜多郎
特別参加:バイオリン 小島康夫
イラストレーション:長岡秀星
アソシエイトプロデューサー:南里元子(Sound Design)
プロデューサー:南里高世(Sound Design)
エグゼクティヴ・プロデューサー:有海喜己夫(Ponycanyon)
1981年 7月
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★ UHQCD Ultimate High Quality CDとは?
新製法の微細ピット転写技術と反射膜に特殊合金を採用した高音質CDです。全てのCDプレイヤーでお楽しみいただけます。*高音質とはマスタークオリティの再現性の高さを意味します。
- 制作エピソード
- この時喜多郎は初めて中国に行きました。中国に行ってからの曲で全部オリジナルです。今まで画面を通して見ていたシルクロードと、自分で空気にふれて、目で見て、さわって得たものとは別の感があると、喜多郎もいってました。
このLPの中で忘れられないのは曼陀羅の中でヴァイオリンを弾いている小島君のことです。彼は喜多郎が1980年9月に渋谷パルコでライブをやったときのメンバーの一人です。この敦煌のレコードが出来上がる前に亡くなり、サンプル盤をお棺の中に入れました。
彼はもともと身体が悪く子どもの頃からあまり生きられないと、確か十歳くらいまでしか生きられないといわれた人だったんです。亡くなられたのは二十六歳だったと思います。「喜多郎に出会えて本当に幸せだった」といっていましたが、喜多郎のところにガールフレンドを連れて来て自動車事故を起こしたのです。ガールフレンドは助かったのですが・・・・。
喜多郎は中国で小島君のために琵琶を買ってきていたのですが、このあとずっとその琵琶をステージの上において、曼陀羅をやる時は、必ずこの琵琶にスポットを当ててくれといっていたものです。 (当時記載)
- 喜多郎 談
- シルクロードが終わったあと、NHKから取材ということで行ったんです。実際に敦煌を見て、何を感じるか、次の敦煌の番組では今までのシルクロードとは違った音楽を創ってくれといわれましてね。
僕自身もこれまでイメージだけで想像していた「きれい、きれいの世界」だけでなく、もう少し違った入り込んだ面で創っていきたいと思っていました。この時、初めて中国に行ったのですが、行ってよかったですよ。砂漠の中でいろいろ考えたりしまして・・・。子どもたちとのふれあいも多かったですね。子どもとの遊びには言葉はいらない。最も長く滞在したのは敦煌ですが、そこでも自分の曲を流してみて、あくまでも主観的な感じ方ですが、自分なりに曲がその土地の空気と溶け合っていきのを感じることが出来ました。
資料:「喜多郎」天界から飛雲までの集大成と喜多郎語録 より
- 喜多郎語録
- 莫高窟だけでも六十窟以上見たのではないかと思う
人々が思いを込めて描いたり
作ったりした見事な壁画や塑像を
今、僕は千年以上もの時空を超えて見ている
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